太陽光発電の買取中断について

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太陽光発電は屋根に設置した太陽電池モジュールによって日光を電気に変換し、室内の電力として利用できるシステムです。太陽光発電は自然のエネルギーを利用して無駄の無い発電方法なので地球環境に優しい発電方法として注目を浴びています。

太陽光発電と言えば電力会社に電気を買い取って貰うことで収入を得られる売電制度が注目を浴びていましたが最近では太陽光発電による電気の買い取りを中止するという旨の情報が出回っています。本当に電気の買い取りは中止になってしまったのでしょうか?

 

売電の中止!?

太陽光発電による電気を電力会社に買い取って貰う固定価格買取制度は2009年から開始されましたが、2014年に各地域の電力会社から売電申請の中止または延期するという情報が相次ぎました。

一部地域の10kw以上が大半

ただし中止の内容は50kw以上または10kw以上の太陽光発電のみであったり、全く中止を発表していない地域もあったりとかなりまばらな状況なので完全に中止になったわけでなありません。

一般的な家庭で太陽光発電を設置する場合は4~5kw程度と言われているので現状では全てを中断対象としている沖縄電力以外は家庭での太陽光発電は売電可能な状態です。

 

買取中止は新規と大型が対象

現在売電が中止となっている太陽光発電は中止が発表された後に新規で設置した分が対象となっています。そのため報道前に設置した太陽光発電に関しては容量に関係無く予定通り売電を行うことが出来ます。

また買取中止の対象となっている太陽光発電の大半は10kw以上の容量なので、これは個人住宅ではなく集合住宅や工業施設などの大口案件の売電をこれ以上受け付けないという意味が含まれています。

 

なぜ買取中止になったのか?

太陽光発電の売電が中止になった理由の一つは大規模の太陽光発電の安定感の無さが考えられます。工場などの大型施設に太陽光発電を設置する際は長期的な事業計画を立てて高額な投資金額が必要になります。

その場合途中で事業計画に不備が生じたら計画が失敗し多額の借金を背負うことになりかねません。そのため顧客としても大型の太陽光発電を設置する事は危険を伴う事にもなります。

太陽光発電は不安定

また太陽光発電という自然のエネルギーを利用して電気を生成するシステムは常に一定の電力を生み出すことが出来ません。そのため太陽光発電では従来の発電所で行っていた「生産と消費を常に同じ量にする」という作業が難しくなります。そうなると電力会社内全体の電力供給バランスが悪くなってしまうことが考えられます。

 

まとめ

太陽光発電は省エネに役立つので次世代の電力として大いに注目を浴びていますが、自然エネルギーというだけあって不安定な部分が多々あります。家庭内での使用は問題無いようですが大規模な太陽光発電を設置は未だに難点が残っているようです。

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