ハイブリッドパワコンのメリットとデメリットを徹底解説!

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エコ意識が高く、太陽光発電や蓄電池などの導入をお考えの方もいらっしゃることでしょう。

そこで本記事では、ハイブリッドパワコンの導入を検討している方に向けて、メリットとデメリットを詳しく解説します。

ハイブリッドパワコンは、太陽光発電と蓄電池を連携させるパワコンです。

単機能型パワコンと比較して、さまざまなメリットがあります。

1:バリエーションが豊富

ハイブリッドパワコンは、国内外の複数のメーカーから発売されています。

オムロン、ニチコン、田淵電機、HUAWEI(ファーウェイ)など、各メーカーが独自の技術を搭載した製品を開発しています。

蓄電容量、停電時の出力、サイズ、機能など、多様なニーズに対応できる製品が揃っています。

2:自家消費と売電収入の向上

ハイブリッドパワコンは、太陽光発電と蓄電池を1台のパワコンで制御するため、変換損失を削減できます。

単機能型パワコンでは、太陽光発電と蓄電池それぞれにパワコンが必要となるため、2回の変換が発生し、電力の損失が大きくなります。

ハイブリッドパワコンは、変換損失を1回に抑えることで、自家消費電力量を増やし、売電収入も向上させることが可能です。

3:発電効率の向上

ハイブリッドパワコンは、単機能型パワコンと比べて、低い電圧でも発電を開始できます。

早朝や夕暮れ時など、日射量が少なく、単機能型パワコンでは発電できない時間帯でも、ハイブリッドパワコンなら発電が可能となります。

これにより、発電時間を延ばし、発電量を増やすことができます。

4:停電時の出力向上

ハイブリッドパワコンは、単機能型パワコンよりも出力が高い製品が多く、停電時でも多くの電力を供給することができます。

停電時でも、パソコンや照明、エアコンなどの家電製品を同時に使用できます。

ハイブリッドパワコンは、メリットばかりではありません。

導入前に、以下のデメリットも考慮する必要があります。

1:高コスト

ハイブリッドパワコンは、単機能型パワコンと比べて、価格が高くなる傾向があります。

導入費用を抑えたい場合は、単機能型パワコンを選択する方が良いでしょう。

ただし、国や自治体から、太陽光発電や蓄電池の導入に対して補助金が支給される場合もあります。

補助金制度を活用することで、導入費用を軽減できる可能性があります。

2:既存システムとの互換性

既に太陽光発電システムや蓄電池システムを設置している場合、ハイブリッドパワコンとの互換性がない可能性があります。

既存のシステムとの互換性を確認し、必要であれば交換が必要となるケースもあります。

3:保証

ハイブリッドパワコンを後付けする場合、既存の太陽光発電システムの保証が無効になる可能性があります。

太陽光発電システムの保証内容を確認し、ハイブリッドパワコン導入による影響を把握しておく必要があります。

ハイブリッドパワコンは、自家消費や売電収入の向上、停電時の出力向上など、さまざまなメリットがあります。

しかし、高コストや既存システムとの互換性、保証に関する注意点も理解しておく必要があります。

ハイブリッドパワコンの導入を検討する際には、メリットとデメリットを比較検討し、自身のニーズに合った選択をすることが大切です。

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