太陽光発電に於いて、メンテナンスは非常に重要です。当初の計画通りに発電されているかどうかを、アミカブルサービスは責任を持ってフォローさせていただいています。
発電量などの数値はカラーモニターで表示されるため、お客様から見ても一目瞭然。しかし、数値を意識して毎日チェックするのは難しいものです。モニターでチェックすべきなのは、1日、1週間、1カ月、1年という累積された数値。ある程度のスパンを持って、データを確認してください。
また、私たちは、お客様に発電内容の集計をお送りするサービスも実施。3、4カ月に1回、月ごとの発電量をまとめ、比較しています。折れ線グラフに不自然な動きが表れれば、何か問題があることが分かってきます。
発電量の予想数値と実際の数値に著しい差があるときは、幾つかの原因が考えられます。例えば、太陽光パネルの1枚に故障や不具合が発生した場合。そのパネルが他のパネルに影響し、全体的な発電量が下がる可能性があります。また、長年の使用でパネルの表面が汚れ、太陽光を充分に吸収出来ない場合もあります。当社のお客様ではありませんが、ある現場の隣の家の太陽光パネルに、藻がびっしりと生えている光景を目にしたことがあります。点検だけご依頼いただいたお客様で、1枚のパネルがどこにも接続されていなかったという事例もあります。
しっかりとした発電を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせないということです。
最初の1年目を無料とするメンテナンスは、20年間を目安に定期点検をさせていただいています。それは、ほとんどの太陽光パネルが20年、もしくは25年保証だからです。設置後、3年、5年、9年、14年という間隔で定期点検をお勧めしています。問題が生じてもメーカー保証期間内で対処出来るよう最低でも10年間はデータを管理し、点検させていただいています。
太陽光発電の不具合は、ご家庭では気付かないことも多々あります。それは、発電量の減少が、設備の不具合なのか天候のせいなのか判断がつきづらいからです。最適な発電量を保つためにも、定期的な点検をお勧めします。